アニメーターとは、アニメーションの基本でもある絵を描く仕事です。依頼された絵を指摘の通りに描いていきます。それを作画といいますが、作画にはアニメの基礎部分である原画と、原画と原画の間に繋がりと動きを持たせる動画があり、はじめのうちは動画を担当することが一般的となっています。動画がきちんと描けるようになってくると、原画を任されたり成長していきます。現場ではそれぞれ原画マン、動画マンと呼ばれますが、原画マンは画力が非常に重要です。ただ単に絵が上手いというだけではなく、絵の配置や背景との距離感など、画面全体の構成力が必要不可欠です。一方動画マンは生き生きとした動きのある仕上がりにするため、次の場面のカットを想像して描いていく必要があり、映像の構成力が重要なスキルとなります。
アニメーターになるために学校で学ぼう
アニメーターの仕事に就くためには、特に学歴や資格などは必要とされていません。むしろ未経験の人でも、実力があればアニメーターとして活躍できるかもしれません。ですが、アニメーションを作るということは、ただ単に絵が上手ければいいというわけではなく様々なスキルや知識が必要不可欠なため、アニメーターになるための知識を学べる学校に通うことがおすすめです。アニメーション関連の専門学校や美術、芸術系の大学に通い、アニメーターになるためのスキルや知識をしっかりと身につけましょう。昔は2年制の専門学校が一般的ではありましたが、最近では4年制の大学でもアニメーションの学科や専攻を設置している大学も多く出てきています。選択肢は様々あるので、自分の希望条件に合った学校を選ぶことが大切です。
アニメーターになるための学校選びのポイント
アニメーターを目指すうえで、専門学校か大学かによっても得られる知識は大きく違ってきます。専門学校は多くが2年制です。アニメに特化した様々な学科や専攻があります。学ぶ期間が短いため、就職を見据えて、より実践的な内容のカリキュラムになっています。なるべく早く現場に出て働きたいという人は専門学校で学ぶのがいいかもしれません。一方大学の場合、4年という期間のなかで、実践的な内容以外にもアニメーション作成の全体について幅広く学べるところが多いです。とは言っても各学校によって様々なカリキュラムがあるので、自分がどういう知識を身に付けたいかをしっかりと考え学校を選ぶようにしましょう。学校選びで失敗しないためにも、学校の資料を見比べてみたり、体験入学などにも積極的に足を運んでみましょう。